中国政府の情報統制というものは徹底しています。放送中の番組の中で、政府に都合の悪い場面では画面を真っ黒にしたり音を消したりするのです。
はたして、このような中国政府が平和を口にする資格があるのでしょうか?
■ 記事の概要
中国でNHK番組中断 格差問題など取り上げる
中国で29日夜、NHK海外放送として、中国の作家、余華氏を「反骨の作家」として紹介し、中国の格差問題などを取り上げた番組が放映された。途中、毛沢東ブームを取り上げた場面はいったん見られるようになったが、大部分は画面が真っ黒で音も聞けなかった。中国当局が意に沿わないため規制したようだ。
中国では人権や少数民族、官僚の腐敗を取り上げたNHK海外放送の番組が見られなくなることがよくある。
■ 中国当局の規制
中国の放送局は政府の手先で、彼らが作成する番組には政府批判はまったく存在しないのは容易に想像できます。さらに、海外で作成された番組にまで目を光らせ、
人権や少数民族、官僚の腐敗を取り上げた場面では、放送中に画面をブラックアウト、音声を遮断するなど、情報の規制が徹底しています。放送局の現場は、末端まで政府当局の意志が浸透しているのです。
■ 中国は平和な国家?
海外に脱出した富豪、留学生などは、海外メディアの情報に触れることで、中国政府の情報統制がどれだけ酷いかを知ることができます。そして、特に若い留学生の中には、中国政府に反対する活動を行う人々が現れ始めます。このような反体制活動が増加するのを中国政府も警戒しており、例えば
オーストラリアでは中国人留学生の監視システムを作り上げています。
中国政府は、近年、日本と米国がアジアの平和を脅かしていると強く非難し続けています。しかし、自国民を監視し、情報を統制するような
中国政府が平和という言葉を使う資格があるのでしょうか?
みなさんは、いかがお考えでしょうか?