日本で、コンビニの消費期限切れ弁当を廃棄するのはもったいない、という議論があります。一方、お隣韓国では、深刻な消費期限切れ弁当戦争が起こっているようです。
■ 記事の概要
韓国人のモラルも地に落ちた!?コンビニが店員の「盗み食い」横行で経営難に―韓国紙
韓国紙・朝鮮日報によると、「消費期限を過ぎた食品は売ってはならない」という法律を悪用し、
食品を故意に販売せず消費期限切れにして自分のものにするアルバイト店員が増えている。
具体的には、夜間のアルバイトが消費期限が迫った海苔巻やハンバーガーなどをレジカウンターの内側に隠し、期限が切れたところでこれを食べたり、家に持ち帰ったりしている。
だが、アルバイト側にも言い分がある。
コンビニの時給は最低賃金を下回り、食事手当もないのが業界の慣習だ。江原道大学前のコンビニで働く若者は「期限切れの商品を食べるのは、店とアルバイトの間で当然のことになっている。
最低賃金も食事手当もなければ、そうするしかないだろ」と話す。
■ 経営側の責任
記事の題名だけを読めば、店員が悪者である。しかし、経営者側、さらには政府にも問題があるようだ。それは、
コンビニの時給は最低賃金を下回っているのが業界の慣習だということ。 食事手当を出す・出さないは経営判断によるだろうが、店員の時給が最低賃金を下回ってるってどういうこと? それって
法律違反ではないのでしょうか? さらに、法律違反なのに業界の慣習となっているのは、
政府が放置している証拠ですよね。
...ひょっとして、
韓国では最低賃金を守らないのは正常なことなのでしょうか?
■ アルバイト店員のモラルのなさ
最低賃金より低い時給で食事手当がないのは、応募する前に分かっていること。 そこに応募して働くことを決めたのはアルバイト店員本人(騙されていた、というんなら話は別ですが)。 にもかかわらず、"
そうする(=消費期限が迫った食品を隠して、期限が切れたら自分のものにする)しかないだろ"と言う。
どのような価値基準が彼らにはあるのでしょうか?
■ まとめ
結局のところ、
経営者も店員もモラルがないということです。
そういえば、今年3月に
ファミリーマートが韓国市場から撤退というニュースが流れました。 撤退理由として、「出店や営業時間などFCビジネスに関する規制が強まっているため」などと説明していましたが、 上記の盗み食い等が横行して、店舗経営が悪化したことも理由の一つなのかもしれません。
みなさんは、いかがお考えでしょうか?