中国政府に利用されないように警告する動画を米連邦捜査局(FBI)が作成、ネット配信しました。この動画に対し、嵐のようなツッコミが入れらているのだとか。
でも、このツッコミを紹介した記事、なんかおかしくない?
■ 記事の概要
青年よ、中国政府に利用されることなかれ!FBIの啓発ビデオにツッコミの嵐―米国
米連邦捜査局(FBI)は14日、ネット動画配信サイトで啓発ビデオ「Game of Pawns:The Glenn Duffie Shriver Story video」を発表した。中国に留学する米国人青年が大金を示されて中国のスパイとなり、米当局に逮捕されて一生が台無しに…という筋書き。中国留学が人気となるなか、安易に利用されることがないよう警告する内容だ。
だがそのビデオのあまりにも適当な作りが嘲笑の的となっている。上海の街並みはワシントンのチャイナタウンをロケ地にしたもの。また、大学校舎のシーンでは中国らしさを出そうとしたのか、意味不明に屋根から赤い布が垂れ下がっている。
若者に警告する前にまずFBIが中国について勉強したほうがいいように思える内容。税金の無駄遣いを避けるために上海ロケをやめた英断だと皮肉る声も上がっている。
■ 中国留学が人気?
記事では、
中国留学が人気となるなか、という記述があります。
ところが、28日、米国ウォール・ストリート・ジャーナルによると、英国の非営利団体(NPO)ブリティッシュ・カウンシル傘下のグローバル高等教育研究サービス(global higher education research service)は、
米英両国の学生のうち、中国への留学を考慮しているのはわずか1%に過ぎないというレポートを発表しました。
一体誰ですか、中国留学が人気と考えているのは?
■ なにについて批判してるの?
また記事によると、動画に対する批判は、上海の街並みはワシントンのチャイナタウンをロケ地にしたということや、大学校舎のシーンでは中国らしさを出そうとしたのか、意味不明に屋根から赤い布が垂れ下がっている、といった
映像的なことに対してです。FBIが警告している、中国政府に利用されないようにという
内容には何も触れていません。
結局、中国政府が米国人留学生を利用しようとしているのは本当のことで、
警告について反論できないから、どうでもいいことで一生懸命批判しているのでしょうか?
みなさんは、いかがお考えでしょうか?