韓国は、米国グレンデール市で日本軍慰安婦像などを設置するなどし、世界で日本叩きを行っています。一方、日本でも反日団体が日々活動しています。
例えば、戦時中に日本に徴用された朝鮮人の追悼碑を設置され、追悼碑の前で毎年日本政府を批判する集会を行っています。この追悼碑を巡って、4月から5月にかけて、動きがありました。何があったのでしょうか?
■ 追悼碑を巡る動き
群馬・朝鮮人追悼碑「守る会」、政府批判一転「不適切な発言あった」 政治色消せるか
群馬の朝鮮人追悼碑を守る会、批判の中集会 「更新拒否なら国際問題」
戦時中に群馬県内に徴用された朝鮮人を追悼するため、平成16年に群馬県高崎市の県立公園「群馬の森」の
『記憶 反省 そして友好』の追悼碑が設置された。このとき、設置を申請した「追悼碑を建てる会」は県に対し、「
政治的行事および管理を行わない」などの条件を提示し、県は設置を許可した。
ところが、「
参加者が歴史認識や朝鮮学校の無償化問題など政府を批判する発言を繰り返している」との通報や県民からの批判が相次ぐなど、同会は24年まで毎年碑の前で開いた集会で、政府を非難する発言を繰り返した。
このため、県は24年末から、守る会側に過去の集会内容、「追悼集会が政治的だったという認識があるか」、来賓の発言に主催者としてどう対処したかなどを質問状を送り照会した。だが、回答がないまま1月31日の設置許可期限を経過した。そして、県は更新時期を迎えた碑の設置許可に関して判断を保留、存続に慎重な姿勢で臨んでいる。許可更新の判断を保留しているのは、設置条件について交わした「政治的行事および管理を行わない」という合意に、集会が違反した疑いがあるとみているからだ。
これに対し、「追悼碑を建てる会」の後身である「追悼碑を守る会」の共同代表を務める
民主党の角田義一元参院副議長は、4月19日の追悼集会で、「県は更新に前向きでない。
拒否すれば国際問題に発展し、韓国大統領などから県に抗議の電報も来る。今後も、更新手続きを速やかに行うように求めていく」と県を強く牽制(けんせい)した。「一体いつのご時世か。憲法違反の質問には答えられない」などと、県の対応を批判した。
ところが、追悼碑を守る会は5月9日、碑の設置許可の更新を保留している県に対し、「不適切な発言があった。今後は追悼に徹する」などとする、一部来賓に不適切な発言があったことを認める回答書を提出し、「今後は、追悼碑の前で行う行事は追悼に徹する」とし、設置許可の更新を求めた。
■ 守る会のご都合主義
日本政府を批判する集会を開くこと、これはまったく問題ありません。当然です。日本では、中国とは異なり、中国政府を批判する集会は認められていますから。
問題は、「追悼碑の前では、政治的行事および管理を行わない」と
県との約束を無視し、追悼碑の前で政治的行事を行っていたことです。これに反している疑いがあったからこそ、県は質問状を送り、設置更新許可を保留したのです。
にも関わらず、県の質問には答えず、一方的に県を批判する。しかも、更新許可しなければ国際問題に発展すると、
県に圧力をかける。まるで、韓国・中国政府のやり方です。
■ 韓国から抗議の電報が自治体へ届く?
この代表の発言で気になったのは、
韓国大統領などから県に抗議の電報も来る、と圧力をかける発言。このように、いくら国会議員でも個人の思い付きで韓国大統領から抗議があるという発言はできません。ひょっとすると、
これまでにも韓国大統領などから日本の自治体に抗議があったのではないでしょうか?
そういえば、平成20年3月の兵庫県宝塚市議会をはじめ、全国の地方議会で、慰安婦問題をめぐり、公的謝罪や国家賠償などにつながる「誠実な対応」を政府に求める意見書や決議の可決が相次いでいます(参考:
http://blogs.yahoo.co.jp/nipponko2007/40365392.html)。
これらの
地方議会でも、韓国大統領などから議会に抗議が入ると、圧力をかけた国会議員がいるのではないでしょうか?
■ 方針のぶれ
4月下旬には強気の発言を行っていた追悼碑を守る会が、5月連休開けには「今後は、追悼碑の前で行う行事は追悼に徹する」とし設置許可の更新を求めるなど、態度を変化させました。
奇しくも、韓国政府は、韓国経済の先行きが非常に怪しくなり、旅客船沈没事故の対応でも韓国国民から厳しい批判を受けています。
日本の国会議員が地方自治体に圧力をかけるように韓国政府に打診しても、韓国政府は今それどころではない。このため、守る会は態度を軟化せざるを得なかった。というのは、私の妄想でしょうか?
みなさんは、いかがお考えでしょうか?