南沙諸島（スプラトリー諸島）付近における中国船とベトナム船の衝突事件が連日報道されています。

中国、ベトナムともお互いが"相手国の船がぶつけてきた"と主張しあっていますが、中国船側の行動はエスカレートしているようです。


■ 記事の紹介
 
発砲、乗り込み破壊・暴行…エスカレートする中国船、ベトナム報道官が非難 
 

■ 暴行を加える中国人
 
5/26に中国漁船とベトナム漁船が衝突し、ベトナム漁船が沈没するという事態が発生、報道されました。
 
この衝突について、ベトナム、中国双方とも、"相手"がぶつけてきた、と主張しています。この真相について映像で確認することができないので、公平な立場に立って判断しようとすると、どちらなんだろうなぁ？としか言いようがありません。

しかし、27日に発信された記事によると、7日には中国船がベトナム漁船を銃撃し、16日には中国側がベトナム漁船に乗り移り、資材を破壊し、ベトナム漁民2人に殴るなどの暴行を加えたとあります。

日本で大々的に衝突事故が報じられる以前から、中国船とベトナム船は衝突を繰り返していたのです。そして、船同士の衝突だけでなく、中国人がベトナム人に暴行を加えていたのです。
 

■ 中国に責任なし発言

もちろんこうした事態が発生しても、中国政府はいつもと同様に"相手が"挑発してきたから対応しただけで、何の問題もない、と声明を発表します(「ベトナムの漁船から衝突」と新華社　「中国に責任なし」と主張)

中国人がベトナム船に乗り込み、資材を破壊し、殴るなどの暴行を加えても、中国政府からすれば、中国に責任はないのです。

みなさんは、いかがお考えでしょうか？