先日、日本と北朝鮮の間で、拉致問題の再調査と、段階を追っての制裁解除や人道支援の実施検討などで合意しました。これに対し韓国政府は、合意内容について詳細は知らされていなかったと言っています。北朝鮮と協議するなら、詳細を韓国へ連絡するのが当然だろうと言いたいようです。
しかし昨年韓国は、北朝鮮問題の協議から日本外しを画策していたのです。
こんな韓国政府に、詳細を知らされていなかったと日本を批判する資格があるのでしょうか?
■ 記事の概要
韓国、日朝合意詳細内容知らされず 米韓代表が北情勢協議
米国のデービース北朝鮮担当特別代表と韓国外務省の黄浚局(ファン・ジュングク)朝鮮半島平和交渉本部長は2日、米国務省で会談し、日本人拉致問題の再調査に関する日朝合意や北朝鮮の核開発をめぐる6カ国協議の再開問題などを協議した。日米韓の連携強化も確認した。
韓国の聯合ニュースによると、両者は6カ国協議実現に向け、中国との緊密な協力が必要との認識で一致した。また、韓国政府高官は日朝合意について日本側から事前通告があったものの、詳細な内容は知らなかったと語ったという。
■ 1年前の韓国の思惑
ところが、2013年7月に
韓国は北朝鮮政策を巡り、日本外しを画策していました。
ソウルで米中韓会議開催へ「日本外し」で新枠組み
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130719/plc13071919330012-n1.htm
(リンク切れです)
韓国外務省報道官は19日、同国と米国、中国の3カ国の外交担当者と民間の研究者が22日にソウルで安全保障問題に関する会議を開くと明らかにした。
朴槿恵大統領は北朝鮮政策をめぐり、従来の「日米韓」に代わり「米中韓」で対処する新たな枠組みを追求。構想を本格化させるため、米中韓による「戦略対話」の設立を提唱し、22日の会議をその第一歩と位置付けているようだ。
ただ、米国が同盟国日本に配慮する一方、中国は米国との2国間協議を重視しているとされ、米中が韓国側の思惑を支持するかどうかは未知数。「日本外し」に踏み出したことで歴史認識をめぐり対立する日本との外交関係改善が一層遅れる見通しだ。
ソウルの外交筋によると、韓国は外交当局者だけでの会議を模索したが、米中が難色を示し、民間研究者も加えた形に落ち着いた。
■ 韓国政府のご都合外交
2013年7月には、
韓国は北朝鮮への対応は米国、中国と韓国で行うという新たな枠組みを要求していました。
ところが今回、日朝合意について日本側から事前通告があったものの、詳細な内容は知らなかったと語っています。明言はしていないものの、韓国に詳細を連絡せずに日本が単独で北朝鮮と交渉を行ったことに対し、米国を巻き込む形で批判しているように感じます。
自らは日本外しを画策しておきながら、日本の単独交渉を非難する。これが韓国政府のご都合外交というものでしょうか。
みなさんは、いかがお考えでしょうか?