4/15に、次のような記事が Yahoo にアップされました。
韓国で「慰安婦は自発的な売春婦」署名運動・・・「虚偽だ」波紋広げる
韓国の複数のメディアによると、旧日本軍の従軍慰安婦問題について、
慰安婦は「自発的に売春した女性」だと主張する署名運動が
同国内のインターネット上で行われていることが11日に判明し、波紋を広げている。
署名運動を展開しているインターネットユーザーは、
集まった署名を日本の外務省に提出する方針という。
さて、この記事、普通に読めば、
日本が主張する慰安婦の歴史が韓国国内でも認められ始めた、 と読めます。 本当ならばありがたいことですが、はたして本当なのでしょうか? 正直、
私は素直にはこの記事を受け入れられません。
まず、一つ目の疑問点は、 現在の韓国には、親日法(親日反民族行為者財産の国家帰属に関する特別法)という法があります。 親日であった反民族行為者の財産を選定して国家に帰属する(wikiより引用)ものです。
親日とみなされる言動をすれば、国家として財産を没収するのです。
また、昨年だったでしょうか、 日帝時代のほうが今よりもマシだったと言ったご老人が若者と口論になり、
撲殺された、なんて物騒な事件がありました。今の韓国では、
親日の言動は命にかかわる大変危険な行為なのです。
このような、財産没収&殺されるかもしれない危険を負ってまで、 署名活動を行うでしょうか?
二つ目の疑問は、
慰安婦の歴史が日本の主張に沿い過ぎているということです。 もちろん日本の主張が間違えているとは思っておりませんが、 かといって、日本の主張が"すべての歴史"を説明しているとは思えません。 日本が調べきれていない歴史が埋まっているかもしれません。
反日教育を叩き込まれた人間が、日本の主張することだけを聞いて考えを変えるなんて、想像できません。
命の危険を冒してまで署名するくらいですから、署名者達は十分歴史を調べたはずです。韓国に残されている、日本がまだしらない証拠、資料も調べたと予想します。 そこまですることによって、ようやく日本の主張していることのほうが正しかった、 と判断できると思います。
ですから、日本が知らない歴史も署名サイトには含まれているはずです。にもかかわらず、日本の主張に沿い過ぎている。 何かおかしいと感じます。
そして最後、
集まった署名を日本の外務省に提出する方針ということ。 たしかに、韓国外務省に提出しても、破棄され、身柄拘束され、牢にぶちこまれることが 容易に想像されますから、韓国外務省に提出するのは無謀かもしれません。
だとしたら、どこがいいか?やはり日本? いえいえ、日本の外務省に提出したところで、韓国政府は痛くも痒くもありません。 日本の外務省が署名を捏造した、と主張して一蹴すればいいのですから。
本当に韓国政府、韓国国民を説得したいのならば、 やはり第三者である機関、例えば国連の人権委員会などが考えられます。
命の危険を顧みず署名活動を行う方が、 署名をどこに提出するのかが最も良いか、効果的かを考えていない、なんてのは、 私には納得ができません。
この記事がアップされた翌日の16日、偶然にもソウルで慰安婦問題話し合う韓日局長級協議が開催されました。
さてさて、この署名活動の真実はどこにあるのでしょうか。みなさんはいかがお考えでしょうか?